今年の春に新しくできた「
色と光の能力テスト・TOCOL」。
主催されている代表の方とのご縁をいただいて、講師向けセミナーに参加してきました。
この「TOCOL」、4月に東京で行われた『
COLOR SESSION 2007』というイベントに行った時も
入口に入ってすぐ、中央の好位置にドドーンと大きなブースを構え、
世界的カラー・ブランド・PANTONE(パントン)社のカラーシステムを採用しているという点でも
かなりの注目を浴びていたように感じたのを覚えています。
「今までに無い、実践的・実用的で生活やビジネスに密着した色の検定を作りたかった」
その時に説明をうかがった時も、それから後に大阪で一度お会いした時も、
そんな風におっしゃっていましたが、今回テキスト執筆に関わられた方の説明を受けて、
このテキストや検定のどういう部分にその想いが現れているのかがやっと解ってきました。
私が特に強く共感したのはユニバーサル・カラーについての部分。(→
過去記事)
過去記事では私はユニバーサル=バリアフリーと捉えていましたが、
・ユニバーサル~=誰もが見やすい・使いやすいモノを新しく作り出す
・バリアフリー=今まで出来てしまっていた隔たり(壁)を壊す と少し意味合いが違うという話でした。
このユニバーサル・カラーの観点がテキストの色々な部分に見て取れた事には感動。
講師という立場に立った時、どういう点を伝える必要があるか、
どういう誤解が生じやすいか、色々と学ぶところの多い時間でした。
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色の検定・資格にはイロイロあります。私が色を学び始めた時には
「
色彩検定」・「
カラーコーディネーター検定」・「
色彩士検定」の名前がよくあがっていました。
パーソナルカラーの分野でも私が知っているだけで2種類の検定があります。
カラーコーディネーター/カラーリストは特定の資格が必要な職業ではありません。
検定や資格ができる前からプロとして活躍されている方も大勢いらっしゃいます。
裏を返せばその資格だけを持っているからといって、即仕事に繋がるというモノでもないワケです。
そして、色の資格の他にも、日本にはそういう資格が多いようにも思います。
じゃあ、資格取っても意味無いってこと?私はそうは思いません。
資格を取らなくてもバリバリ前進できる人は取る必要が無いだろうし、
取ったまま何にも使わないのは確かにちょっともったいない。
「その資格、どうせ取ってもあんまり意味ないんでしょ?」と思ってしまったら、
取っても取らなくても、本当に意味がなくなってしまうでしょう。
だけど、前を向く、方向を見定める、行動する・・・何かの「きっかけ」になるのなら
それはもう充分意味のある事なんじゃないかなぁって、そう思います。
何も資格に限った事ではなく、自分に必要だと思えば取り入れる。
知識はもちろん、人としての幅や奥行きも広げ、深めていきたい。
柔軟に、素直に、着実に。
なんて、秋の夜長にはまだ早い?ムシムシと寝つけない夜です^^;