2007年06月01日
◆紫陽花

雨の日の憂鬱も光に変わった あの日
束の間の雨宿り 水はじく紫陽花
肩を並べて立つ 深呼吸ひとつ
どうか この高まる胸の音に 気付かないでください
どうか 沢山の花びらの中から 私に気付いてください
(sazu/JUN./2006)
「紫陽花」っていう漢字の雰囲気が好きなんですが、
本来、唐の時代にそう名付けられていたのは別の花だったんだとか。
日本では、「あじさい」の名前は「藍色が集まったもの」を意味する
「あづさい(集真藍)」が変化して、この「紫陽花」の漢字があてられたそうです。
中心の小さい所だけが花の部分で、花びらのように見えるのは実は“ガク”の部分。
微妙で繊細な色の変化は
根付いている土の酸性&アルカリ性の度合いだったり、
遺伝だったり、また咲き始めから咲き終わりにかけて色が移ろったり。
この色の変わり方からよく「移り気」という花言葉が使われていますね。
でも他にも「強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」
なんていう花言葉もあるようです。
喜怒哀楽を繰り返しながら絆を深めていく、といったところでしょうか^^
この“柔らかい水色~薄紫~ピンク色”が私は大好きで、
眺めているとゆったりと優しい気持ちになれる気がします。
丸く集まったその形もそう思わせるのかも知れません*^^*
また、薄暗い日や時間帯には赤い色はくすんで見え、青っぽい色が明るく
浮き出て見えてくる(「プルキニエ(プルキンエ)現象)という事が起こります。
雨の日が多いこの時期、そんな効果もあいまって
紫陽花がいっそう優しく輝いて見えるでしょう☆
【参考Link】 ・Wikipedia百科事典「アジサイ」
Posted by sazu at 21:56│Comments(0)
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